今回は、ジムバトルのデッキを見て、いろいろな傾向を見ていきます。
具体的には、2022年9月3日に行われたジムバトルの優勝デッキ(15デッキ)を全てリスト化して、どのようなカードが採用されていたか、何枚採用されていたか、などを見ます。
本集計をする上で、ポケカブック様を参照いたしました。
最多採用カード
全15デッキ中のカード900枚のうち、最も多く採用されたカードの上位10位です。
なお、基本エネルギーは除いています。
このデータから、対戦相手が使うシーンの多いカードがわかります。
全般的に対策を考えるときに使える指標となるかもしれません。
1位 クイックボール(54枚/900枚)
全てのデッキに複数枚採用されています。
汎用系カードの中でも特に必須カードと言えるでしょう。
2位 回収ネット(33枚/900枚)
優勝デッキにロストギミックが多く、キュワワーやかがやくゲッコウガを使い回すために多く採用されていました。
3位 ハイパーボール(27枚/900枚)
万能のサーチカードとして、複数枚採用するデッキが多く3位となりました。
4位以下
4位 ボスの指令(23枚)
5位 こだわりベルト(22枚)
6位 クロススイッチャー(20枚)
7位 バトルVIPパス(17枚)
8位 アクロマの実験(16枚)
8位 キュワワー(16枚)
8位 ふうせん(16枚)
ボスの指令やこだわりベルトといった、どのデッキにも少量入るカードや、ロストギミックのカードが多く見られました。
採用率
全15デッキのうち、もっとも採用率が高かったカード上位10位です。
なお、基本エネルギーは除いています。
このデータから、汎用性の高いカードがわかります。
カードショップに訪れた際、安かったら買っておくとデッキが増えた際に便利かもしれません。
1位 クイックボール(100%)
驚異の採用率100%。
ポケモンカードの大会優勝デッキを組むなら必須のカードと言えそうです。
2位 ボスの指令(87%)
採用枚数は1~3枚と、決して4枚入るカードではありませんが、非常に多くのデッキに採用されています。
3位 こだわりベルト(80%)
こちらも、1枚や2枚の採用が多いものの、採用率で見ればトップ3となります。
4位以下
4位 回収ネット(67%)
4位 ふうせん(67%)
6位 ヒスイのヘビーボール(60%)
7位 ハイパーボール(53%)
7位 キャプチャーエネルギー(53%)
7位 ふつうのつりざお(53%)
7位 あなぬけのヒモ(53%)
キャプチャーエネルギー以外は全てポケモンに干渉するグッズとなりました。
平均投入枚数
該当のカードを投入しているデッキのうち、該当カードが採用される枚数の多いカードです。
同率1位のうち、1デッキのみ採用されていたカードについては紹介を割愛しています。
なお、基本エネルギーは除いています。
このデータから、特定のデッキにおいて、該当カードが必要なカードとなり得るため、相場変動に合わせて購入の指標となるかもしれません。
1位 クロススイッチャー 他(4.0枚)(5デッキ)
多くのデッキに4枚採用されていました。
2枚同時に使用する厳しい縛りがついていますが、相手のベンチで温めているポケモンを狙い撃ちに出来る事が高評価のようです。
アクロマの実験(4デッキ)
ロストバレット、ギラティナに採用されています。
5枚中選ばれなかった2枚はロストゾーンに行くため、やまびこホーンで呼ばれがちなたねVポケモンを送れるところも高評価です。
キュワワー(4デッキ)
回収ネット、ふうせんで使いまわせる、ロストギミックのエンジンとなるカード。
メタルソーサー(2デッキ)
オリジンディアルガの入賞が2件あり、どちらも4枚採用されていました。
メッソン(2デッキ)
パルキアやアルセウスで主に用いられる、うらこうさくギミックの要です。
以下、1デッキ中4枚入るカードにつき、割愛します。
- アルセウスV
- ウッウロボ
- オーロラエネルギー
- クロスシーバー
- ゲノセクトV
- ゾロア
- ゾロアーク
- ダークパッチ
- ツールボックス
- とりつかい
- パワータブレット
- ピオニー
- ヒスイウインディ
- ヒスイガーディ
- フュージョンエネルギー
- ロトムV
- 学習装置
2位 トレッキングシューズ(3.7枚)
使い勝手がよく、手札で無駄になりにくいことから複数枚採用となりやすいようです。
3位 クイックボール(3.6枚)
惜しくも3冠を逃してしまいましたが、圧倒的採用枚数なことには変わりありません。
さいごに
クイックボールは、現状の大会優勝クラスのデッキにはほぼ投入されていると言えます。
ただし、クイックボールのレギュレーションはD。
レギュレーションの変更が仮に1月にあるとすると、有効に使える期間は限られてきます。
もし、今後ジムバトルに積極的に参加されていく方は、使用期間に十分注意の上、購入を検討されてみてはいかがでしょうか。